熱中症の水分補給について
2017年7月15日
水分摂取ですが、一般的には熱中症の予防には真水よりもスポーツドリンクのほうが適しております。これは脱水症の際には水分と同様に塩分も消費されるためだからです。そのスポーツドリンクさえも塩分より糖分の割合が多いことから、外出前にはスポーツドリンクに加え梅干しや梅昆布などを摂取しておくのも有効です。高齢者は体内の水分量が少ない上に、自分でも脱水症になっていることに気づきにくいことから、より注意をして水分や塩分摂取を行いましょう。
熱中症について
2017年7月1日
ここ最近の地球温暖化に加え、都市部でのヒートアイランド現象もあり、日本とりわけ都市部の夏は世界に比べ高温かつ多湿が顕著です。熱中症になりやすい気象条件としては、この気温が高い、湿度が高い以外にも、風が弱い、日射・輻射(太陽からの日射、地表面での反射)が強いといった気象条件から生じやすく、熱中症患者も年々増えております。
熱中症にかかる人の数は真夏よりも、梅雨明け後から7月中旬にかけて多くなる傾向にあります。起こりやすい状況としては、日中の屋外で運動や作業される若年~中年の方に多いですが、これらの方は総じて重症になりにくいです。重症になる方の特徴としては、心臓病や脳梗塞などの持病をもち、都市部の木造住宅で独居生活をする高齢者の方が、屋外ではなく屋内で熱中症になる場合です。また、その多くの方でエアコンの未設置、または設置をしているのにも関わらず未使用例という特徴があります。先ほどの気象条件と照らし合わせ気温や湿度だけではなく、室内の風通しをよくすることや、直射日光を避けること、外出する際には帽子や日傘などでの日除けにも気を配りましょう。
大動脈解離の記事を監修しました。Part2
2016年11月14日
前回に引き続き、大動脈解離の記事を監修しました。
「日常生活での注意が欠かせない、大動脈解離の予防方法9つ」
についてです。
血圧を上げない工夫などについて記載しております。
高齢者と脱水症
2016年7月26日
高齢になると体の水分量が徐々に減り若いときと比較して約10%減少するとされています。さらに、加齢とともにのどの渇きを感じにくくなっていきます。また利尿剤や降圧剤などを服用していることが多く、これらの副作用として脱水症を併発することがあるなどより注意が必要です。尿の色が濃い、暑いのに汗をかかない、皮膚に張りがない、トイレの回数が減るなどが脱水症の兆候です。こまめに水分補給をしましょう。また発汗時や喉が渇いたと感じた時には体液に近い成分で体に吸収しやすい経口補水液を摂ることをお勧めいたします。