歯が痛いは心臓病の予兆?

今朝のダイヤモンドオンラインに『心臓病の約6割超「心臓病」の予兆が現れる意外な部位http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160730-00097257-diamond-soci』との記事が掲載されました。

中身を見ると心臓病の症状は胸痛や動悸ばかりではなく、肩の痛みや嘔吐、上腹部痛、肩の痛みで起こることがあるとの記載内容でした。

内容はほぼ正しく、実際歯の痛みや肩の痛み、上腹部の痛みで調べたら心筋梗塞であったことなどは、私たち専門医からしてみると、さほど珍しいことではないです。とはいえ、歯が痛いだけでは歯医者さんに行きますので、数ある症状からいかに心筋梗塞の患者様を探しだすのは私たちの力量の問われるところです。

実際には、それ以外の症状を丁寧に聞くことや、リスクファクターと言われれる喫煙、糖尿病、高脂血症、高血圧などが実際にあるかを調べていき、それらが重複すると心臓病を生じている可能性はおのずと高くなります。こういったことを総合的に考え、日々私たちは診察をしております。

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高齢者と脱水症

高齢になると体の水分量が徐々に減り若いときと比較して約10%減少するとされています。さらに、加齢とともにのどの渇きを感じにくくなっていきます。また利尿剤や降圧剤などを服用していることが多く、これらの副作用として脱水症を併発することがあるなどより注意が必要です。尿の色が濃い、暑いのに汗をかかない、皮膚に張りがない、トイレの回数が減るなどが脱水症の兆候です。こまめに水分補給をしましょう。また発汗時や喉が渇いたと感じた時には体液に近い成分で体に吸収しやすい経口補水液を摂ることをお勧めいたします。sports_suibun_hokyuu

ペットボトル症候群に注意です。

暑い日が続きますので、水分補給の取り方が重要です。とくにナトリウムなどの電解質の入っていない水やお茶を大量に飲むことで電解質異常を来たすことがあるため、大量の汗をかいた後には、スポーツドリンクが大変有用です。一方で、スポーツドリンクは糖分も多く含むことから大量に飲むことで高血糖になることがあります。特に糖尿病の方では高血糖⇒喉が渇く⇒スポーツドリンクを飲むといった悪循環に陥ります。これがペットボトル症候群です。激しい運動後はスポーツドリンクが最適ですが、普段の水分補給は水やお茶で十分です。適切な水分を補給して熱中症を予防しましょう。petbottle_sports

熱中症の要因には気温と同じくらい湿度も重要です

屋内での熱中症が増えています。この際に気温と同様に重要なのが湿度です。特に湿度30%以上は注意、40%以上は危険です。湿度が高くなると汗をかきにくくなり、体温が低下しにくくなってしまいます。これが湿度が大事な理由です。熱中症対策には水分補給が大事ですが、体調不良で飲みにくいというときはウイダーインゼリーのようなもので補給をしましょう。necchusyou_shitsunai

医療記事の監修をしました。Part 2

今回は心筋症です。

皆様にとってはなかなか馴染みのない病気かもしれません、専門医の私たちからするとよくある病気です。

心筋症(特発性心筋症)とは
http://www.skincare-univ.com/article/016238/

原因が明らかな心筋症、特定心筋症(二次性心筋症)とは
http://www.skincare-univ.com/article/016239/

自分で確認できる心筋症の症状・体の変化
http://www.skincare-univ.com/article/016240/

拘束型心筋症とは
http://www.skincare-univ.com/article/016249/

不整脈原性右室心筋症とは
http://www.skincare-univ.com/article/016250/

ご一読頂ければと思います。

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