花粉症ー抗ヒスタミン薬について

私たちの体では、花粉が体内に侵入してくると、それを異物と認識して抗体を作ります。 抗体は血管周囲にある肥満細胞の表面に付着し、再び花粉が侵入してくると、その肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が分泌され、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状を生じます。抗ヒスタミン薬は、このヒスタミンに作用して症状を改善させる花粉症治療の中心的な薬です。

インフルエンザの薬と異常行動

あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

今年の初回ブログは以前より問題となっているタミフルについて取り上げたいと思います。

タミフルの投与後に異常行動が生じることが以前より報告されています。つまり大声をあげる、泣きながら理由なく恐がる、暴力を振う、うろつく、走り出すといった行動です。しかし、異常行動と抗インフルエンザ薬との因果関係ははっきりしておらず、薬を服用してもしなくても、インフルエンザ自体により異常行動が引き起こされた可能性が指摘されています。インフルエンザではインフルエンザ脳症という脳炎の一種を引き起こすことが知られており、それの一症状とも考えられております。いずれにせよ10歳代の小児がインフルエンザにかかった場合は、目を離さないようにしてベランダへの扉には鍵をかけておくなどの対応が大事です。

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