心筋梗塞とは
2018年10月1日
心筋梗塞は心臓の周囲にある冠動脈という血管が完全に詰まってしまう病気です。冠動脈を含め血管はだんだん老化していき、弾力のあった血管は硬く脆く傷つきやすくなっていきます。そこに、肥満やLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値が高い、高血圧などの状況が重なると血液が脂肪分でドロドロになり、傷ついた血管の壁に脂肪が溜まっていきます。脂肪が壁にへばりついて厚さを増すと血管の内側の幅が狭くなり、血液の流れが悪くなります。この血管の状態を動脈硬化と言います。動脈硬化が起こると血液が流れにくくなるので、血管の中で血の塊を形成することがあります。この血の塊は血栓と呼ばれます。
心臓の血管に動脈硬化が起こって血栓ができ遂には破裂して血管に詰まると、詰まった先の血管には血液が流れなくなり、心臓の筋肉に栄養や酸素が運ばれないため心臓の筋肉が死んでしまいます。これが、心筋梗塞です。