ガイドラインについて
2016年3月30日
皆様、ガイドラインというのをご存知でしょうか?これは学会が中心となって作成した診断並びに治療方針のまとめです。医学書などの教科書でも知識は入るのですが、日常臨床では日々新しい情報が増えていくために教科書では情報が遅すぎるのです。このために、疾患別に分けてそれぞれの分野の専門家が集まり、現時点での知見をまとめているのです。これの何が素晴らしいか?
それは無料だということです(日本循環器学会の場合。学会によっては有料のところもあります)。
1疾患あたりPDFデーターで100ページ近くありますが、ダイジェスト版もあります。循環器の分野だけでも心筋梗塞、高血圧、不整脈とほぼ網羅されています。これは医療従事者のみならず自分自身が患者やその家族になった場合には必要そうなところだけ読むだけでも大変参考になります。ネットの噂に踊らされるよりもこういった情報源が確かなもので病気を知ることが、確かな知識をえる手助けになります。 このガイドラインについても今後このブログで触れて行こうと思います。