糖尿病・高脂血症の運動療法はニートで!?
2016年9月13日
糖尿病や高脂血症には運動療法が大切です。とはいえ、多忙な現代人はジムに行く時間などなかなか作れるものではありません。そこで重要なのがニートです。ニートとはNon-Eexercise Activity Thermogenesis(NEAT)の略で、運動以外の日常生活で消費される熱量のことです。自宅での家事や手伝いの時間を増やすことで、自宅で仕事もせずにすごしているニートとは違うものです。実際、過去の論文では痩せている方は太っている方よりも1日平均で約2.5時間多く立っていたとの報告があり、これをカロリー換算すると約350kcalになります。リビングやお風呂、トイレなどの掃除、カートを使わずにスーパーでの買い物、子供と公園で遊ぶことなどは、カロリーを消費する上に、家族にも感謝されることから一石二鳥です。日常生活での運動においては一つずつの動作は軽くても、活動の頻度を高めることで1日の消費エネルギーを増やすことができますので、是非少しずつでも実践して頂けたらと思います。