糖尿病の診断について

 

食事をすると、一時的に血糖値が高くなりますが、「インスリン」というホルモンが、すい臓から分泌されることで、時間とともに正常値に戻ります。ところが、食べ過ぎで血糖値が高くなりインスリンが分泌されても十分に血糖値を下げられなくなったり、インスリン自体の分泌量が少なくなったりすると、血糖値が高い状態が続きます。これが糖尿病で、初期のころは自覚症状がほとんどないため、健康診断における採血の数値で気づかれることがほとんどです。

健康診断にて糖尿病を診断するには、採血における空腹時血糖値とHbA1c(ヘモグロビンA1c)の2つの値からです。HbA1cは採血の時点から過去1~2か月の血糖値の平均値を示す値で、血糖値が正常域だとしてもHbA1cが高ければ、過去1~2か月は血糖値が高い状態で推移していたと判断できるため、糖尿病の診断に用いられています。

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