インフルエンザB型の流行について

インフルエンザB型が当地域でも流行っております。毎日一人は陽性が出ています。A型との違いを述べますと、B型は高熱が出にくく、37度の前半の熱であることが多い、消化器症状にあたる下痢などの症状が多いなどの特徴があります。高熱が出にくく、受診まで日数がたってから来院される方も多いです。インフルエンザは風邪と違って抗ウイルス薬を用いた治療法があるために正確な診断がより重要です。sick_kansensyou

レビュアー(reviewer)の依頼が来た

レビュアーという言葉を皆様ご存知でしょうか?

これは論文の査読をする人のことです。STAP論文問題の時にも騒がれていたので、その時に聞いた方も多いと思います。これは提出された論文を評価して、その論文が雑誌に掲載されるのに値するか判断する人のことをさします。一つの論文につき2人から4人が担当し、編集部からその分野の専門家のところにレビュアーをやりませんか?とオファーが来ます。私の元にも2-3ヶ月に1度のペースでアメリカのカテーテル治療学会からこのオファーが来ます。オファーされるには当然、その雑誌を含め何度か自分が論文を書く側で掲載されていることが一般的で、私も何回かアメリカのカテーテル治療学会に論文を掲載されたためにオファーが来ます。メールは以下のような書き出しです。

Dear Dr. Araki:
I would like to invite you to review Manuscript # ・・・・ entitled “・・・” for the Catheterization and Cardiovascular Interventions.

”~”の論文がカテーテル治療学会の雑誌に掲載するに値する論文か評価してほしい

といった内容です。

もちろん、無償であり、論文を書いた側は世界中の誰が評価してくれたかはわかりません。とはいえ、良い論文が掲載され、それを世界中の人が読めば、その検査や治療は世界中に広がっていきます。

このために、私は積極的にレビュアーを行っており、普段から専門的な知識を蓄えておかなければいけないと思っておりstudy_daigakusei_manます。

 

 

前田健さんの訃報を聞いて

タレントの前田健さんが44歳の若さで亡くなりました。死因に関しては推測の域を出ないので、言及するのは難しいですが、まず間違いないこととして心臓が原因で亡くなられた可能性が高いということです。
厚生労働省の報告では突然死の74%が心臓由来とされており、内訳は心不全35%、急性心筋梗塞26%、不整脈が12%とされています。実際はこれらの疾患の複数以上が絡み合って死に至ることが多いです。
このため40代でも胸痛や動悸、胸部不快などが生じた際には早めの受診が必要となります。

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大震災の時に増える心臓病

熊本で大地震が起こり、多くの方が被災されました。今までも阪神淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災で経験した中で、明らかに多くなる心臓の病気が2つあります。エコノミークラス症候群とたこつぼ心筋症です。前者は狭い車内や居住スペースにいることで足の静脈に血の塊ができてしまい、肺に飛んで行くことで肺梗塞という病気を生じます。後者は強い心身のストレスにさらされることで、心臓の動きが悪くなり心不全や心臓破裂を生じる病気です。たこつぼ心筋症は近親者の不幸やショックな映像を見ることでも起こりますので、直接被災されていない方でもテレビの映像などで生じることがあります。どちらも命に影響を及ぼすことがあり、注意が必要です。

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弁膜症治療はカテーテル治療がメインに

臨床医学雑誌で最も有名なnew england journal誌4月号にカテーテルによる大動脈弁治療と外科的手術療法の治療成績が同等であったとの論文が掲載されました。カテーテルによる大動脈弁膜症の治療は昨年より日本でも保険治療が行われており、今後ますます症例が増えることが予想されています。より体への負担が少ない治療方が広まっていくことは、大変いいことです。一方で、日本人特有の弁の大きさの問題などがあり、そのままこの結果を日本人に当てはまるのは少々無理があるかもしれません。

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1514616

 

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