大震災の時に増える心臓病

熊本で大地震が起こり、多くの方が被災されました。今までも阪神淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災で経験した中で、明らかに多くなる心臓の病気が2つあります。エコノミークラス症候群とたこつぼ心筋症です。前者は狭い車内や居住スペースにいることで足の静脈に血の塊ができてしまい、肺に飛んで行くことで肺梗塞という病気を生じます。後者は強い心身のストレスにさらされることで、心臓の動きが悪くなり心不全や心臓破裂を生じる病気です。たこつぼ心筋症は近親者の不幸やショックな映像を見ることでも起こりますので、直接被災されていない方でもテレビの映像などで生じることがあります。どちらも命に影響を及ぼすことがあり、注意が必要です。

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