痛風について②

痛風の治療は大きく分けて食事療法と薬物療法に分けられ、尿酸値が7.0mg/dLを超えると注意が必要です。食事療法としては尿酸値を上げてしまうプリン体の多い食事を控えるようにします。特にビールを中心とした飲酒はアルコール自体にプリン体が多いことに加え、あん肝、カツオ、レバーなど、酒の肴として好まれるものにもプリン体が多いことから、より気をつけなくてはいけません。ウオーキングやストレッチなどの有酸素運動や1日2L以上の水分摂取も効果があります。以前に痛風発作を生じたことがある方や腎障害などの合併症がある方、尿酸値が9.0mg/dL以上の方には薬物による治療が必要となります。以前は「ぜいたく病」と呼ばれていた痛風ですが、ぜいたくな生活をしていなくても偏った食生活をしていると病気になってしまいます。バランスの良い食事と継続的な運動を心がけましょう。

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