ペットボトル症候群に注意です。

暑い日が続きますので、水分補給の取り方が重要です。とくにナトリウムなどの電解質の入っていない水やお茶を大量に飲むことで電解質異常を来たすことがあるため、大量の汗をかいた後には、スポーツドリンクが大変有用です。一方で、スポーツドリンクは糖分も多く含むことから大量に飲むことで高血糖になることがあります。特に糖尿病の方では高血糖⇒喉が渇く⇒スポーツドリンクを飲むといった悪循環に陥ります。これがペットボトル症候群です。激しい運動後はスポーツドリンクが最適ですが、普段の水分補給は水やお茶で十分です。適切な水分を補給して熱中症を予防しましょう。petbottle_sports

高齢者糖尿病の血糖目標コントロールが緩和

成人男性の糖尿病患者におけるHbA1cの目標は7.0%未満でした。一方で、高齢者や寝たきり患者においてはこの目標に設定して内服を続けていくと低血糖を生じることがたびたびありました。以前より血糖の厳格コントロールによる低血糖のリスクが問題となっている中で、このたび高齢者糖尿病の血糖目標が緩和されました。認知症が進み生活強度の落ちている患者様ではHbA1c 8.0%未満でよいとされました。実際この範囲内におられる糖尿病患者層は大変多く、今後の指標が新たに設けられたことは我々にとっても喜ばしいことです。insulin_woman

糖尿病の新薬ー週一回の内服や注射について

糖尿病を改善させる薬の種類がすごい勢いで、増えております。大きなグループとしてDPP-Ⅳ阻害薬、GLP1受容体作動薬、SGLT2阻害薬と続き、それぞれ数種類ずつが使用できるようになっております。さらに、このたび週1回の内服でよいDPP-Ⅳ阻害薬と週1回の注射でよいGLP-1受容体作動薬も使用できるようになりました。週1回の内服は骨粗鬆症の薬ではありましたが、糖尿病薬を含めた生活習慣病薬では初めてです。普段他に薬を飲まれていない壮年の方などが内服のいい適応と思われます。kusuri_nomu

採血は空腹時がいいか?

患者様からよく聞かれる質問に採血は空腹時がいいのか?があります。実際、健康診断などでは空腹時で来院をされるように説明を受けることが多いと思います。
これは血糖値やコレステロール、中性脂肪値が食事の影響に左右されるからです。
一方で、食前の血糖値や中性脂肪値よりも食後の血糖値や中性脂肪値の方が重要であり、糖尿病や高脂血症の程度と関係して将来の心筋梗塞や脳梗塞と関係しているとの報告があります。また、朝食を抜いた際に内服している薬をどうするのか?飲まないならいつ飲むか?糖尿病の薬はどうするか?など注意点が増え、患者様の負担も増えます。
当院ではホームページ内の”よくある質問”にあるますように健診以外でしたら食後で構わないとお話ししております。その代わり、食後何時間後の採血かを教えて頂いて現状を評価するようにしております。kenkoushindan_saiketsu

これからの高コレステロール治療は注射で!?

今年、3月から高コレステロール血症の患者様にPCSK9阻害薬の注射という新たな治療法が加わりました。実際は、家族性高コレステロール血症または内服抵抗性の難治性患者様に対しての使用のため、多くの高コレステロール患者様には無縁です。4週に1度のペースで注射するのですが、高額なことも難点です。とはいえ内服抵抗性の患者様でも悪玉コレステロールがさらに下がったという報告が出ています。今後実際の現場での使用成績が注目されます。

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