むくみについて その2

前回のむくみについてのコラムの続きを監修しましたので、ご覧下さい。

https://www.ishamachi.com/?p=26831

血糖値スパイクについて その2

血糖値スパイクを改善する方法は血糖値の上昇を緩やかにすることです。番組内では①朝食を含め3回の食事を定期的に摂ること、②野菜→肉→炭水化物の順に食事を摂ること、③食後すぐに体を少しでもいいので、動かすことが挙げられていました。どれも今まで言われてきたことであり、実践するのがそこまで難しいことではありません。こういった番組が毎日の食習慣を見直すきっかけになればと思います。

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血糖値スパイクについて その1

NHKスペシャル「血糖値スパイクが危ない」が10月8日に放送されました。内容としては食前の血糖値が正常でも食後に血糖値が上がる方と上がらない方がおり、上がる方は将来的な心筋梗塞や脳梗塞、認知症へのリスクが高くなるといったものでした。血糖値スパイクが生じる原因は食事による急激な血糖値上昇に対しインスリン分泌が追いつかず、高血糖を抑制できないためです。当院では以前より健診以外の定期受診では食後の血糖での採血でも構わないとしているのは、この血糖値スパイクの確認のためです。血糖値スパイクという言葉が広まり、少しでも食習慣の見直しに繋がればと思います。

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糖尿病・高脂血症の運動療法はニートで!?

糖尿病や高脂血症には運動療法が大切です。とはいえ、多忙な現代人はジムに行く時間などなかなか作れるものではありません。そこで重要なのがニートです。ニートとはNon-Eexercise Activity Thermogenesis(NEAT)の略で、運動以外の日常生活で消費される熱量のことです。自宅での家事や手伝いの時間を増やすことで、自宅で仕事もせずにすごしているニートとは違うものです。実際、過去の論文では痩せている方は太っている方よりも1日平均で約2.5時間多く立っていたとの報告があり、これをカロリー換算すると約350kcalになります。リビングやお風呂、トイレなどの掃除、カートを使わずにスーパーでの買い物、子供と公園で遊ぶことなどは、カロリーを消費する上に、家族にも感謝されることから一石二鳥です。日常生活での運動においては一つずつの動作は軽くても、活動の頻度を高めることで1日の消費エネルギーを増やすことができますので、是非少しずつでも実践して頂けたらと思います。soujiki_woman

糖尿病予防にはジョギングよりも早歩きが有効

私も糖尿病の方には運動が必要ですよと常日頃から患者様にお話ししておりますが、どのような運動をどの程度の頻度で行うかについての研究はあまりありません。このたび面白い研究が発表になりました。糖尿病の前状態にある患者150人を①早歩き週12km+食事療法、②早歩き週12kmのみ、③早歩き週15kmのみ、④ジョギング週15kmのみの4グループに分けて糖尿病への進展を調べました。糖尿病への進展を予防できた順は①→③→②→④の順でした。驚くべきはジョギングした群で最も効果が小さかったことです。このような結果が出た原因としてジョギングでは無酸素運動のため脂肪ではなく、ブドウ糖が消費されてしまいます。脂肪の燃焼には有酸素運動である早歩きの方が効果がありそうです。週12kmだと毎日2kmの計算です。一駅前で降りるなどの工夫で早歩きを継続してみてください。sport_walking_woman

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